4/8〜28 企画展「地球可視化計画」

(さわ)れる地球ミュージアムでは、企画展「地球可視化計画」(4/8〜28)を開催します。


古代ギリシャ人は、すでに2500年ほど前に「地球が丸い」ことを認識し、コペルニクスより2000年も前に「地動説」を唱え、幾何学を用いて地球の大きさをほぼ正確に計測していました。

その科学知の遅ればせながらの“再生・復活”を意味するルネサンス(Re-naissance)期、地球が「球体」であるという仮説に基づいて、コロンブスは西まわりでインドに到達することを構想。この大航海で発見された「新大陸」を描き加えて、メルカトルは不完全ながらも地球の全体像を可視化する初めての科学的な地図を作成しました。
地球の反対側にいた同時代人・織田信長は、そうした地球像を張り込んだ「世界図屏風」を背にワインを飲みつつ、世界制覇の構想を練ったと言われます。

それから400年余り、いまや宇宙からのまなざしでライブの地球を眺め、「系外惑星」に宇宙の隣人を夢想する時代——。しかしその実、私たちの地球観はどれほど信長の時代から、いや日本の縄文期にあたる古代ギリシャのそれから進化しているでしょうか?

現代の科学技術は、さらに人工衛星からのデータなどに基づいて“地球の体温と体調”の微妙な変化を「診療」し、プレートテクトニクス理論に基づいて“不動の大地もつねに動いている”ことを教えてくれます。
地層や年輪などさまざまな地球の古文書を解読することで、かつての地球は気温も大気も海面の高さも今とはまったく違っていたこと、“緑の地球”や“酸素に満ちた大気”といった現在では当たり前の地球環境も、実は地球の人生ではほんの最近出来たものに過ぎないことがわかってきました。
21世紀の「地球人」は、古代ギリシャ人もルネサンス人も持ち得なかった、生きて変化し続けるダイナミックな地球像、まったく新たな地球観を持ちうるはずです。

“地球の何を、どう可視化するのか?”——そして、それによって私たちの地球像がどう進化しうるのか?
今回の企画展では、古代ギリシャ以来の地球観の変遷も振りかえりつつ、現代の最先端の表現技術を駆使した新たな地球表現の多様な可能性を探ります。21世紀の「地球人」の自己認識への旅におつきあい下さい。

(さわ)れる地球ミュージアム 企画展「地球可視化計画」

期間
2014/4/8(火)〜25(金)
※休館日 土・日・祝日
開館時間
月〜木 11:30〜19:30
金 11:30〜16:00
会場
(さわ)れる地球ミュージアム(東京)
入場料
無料(事前申込制・当日申込可)

展示