Trace & Smile

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「食」の問題は「農」の問題であり、私たちの未来の環境と生命のありかた全体のデザインにほかならない。そうした問題にリアルな実感値を持ちうるようなメディア構造を、21世紀の社会インフラとしていかに構築しうるだろうか?

私たちの戦略は、携帯電話と商品を連動させて、モノに即してその「モノ語り」(モノの来し方/行く末)を開示するユビキタス・システムの構築、そして生産者の息遣いや現場の気配を可視化するライブの「日本生命産業地図」の創生だ。
大事なのは、単なる情報開示(トレーサビリティ)をこえて、生産者の顔や思いがみえること、またそうした農業のありかたに生活者がサポーターとして参加する回路が用意されていることだ。「モノづくり大国」の危機の本質は、本物のモノづくりをする人の減少でなく、その認知と価値づけのシステムの不在、作り手と受け手のあいだのコミュニケーション・チャネルの欠如ではないか?
その意味で、私たちの試みは「正直者がバカを見ない社会」をつくるプロジェクトでもある。

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